がっこうぐらし!第2話 「おもいで」感想 そのにっ
前回くるみちゃんについてうだうだ書きすぎたので記事を分けました。
なので早速本題に入ります。
3.みんながあなたを想ってる
「大丈夫。みんな、あなたのことを想ってる。あなたのことを助けようとしてくれる。みんながいれば、おばけなんて平気。そうよね。」
2話の、特に肝試しの下りの話の肝はここ。
がっこうぐらし!は"私たちはここにいます"というキャッチコピーにある通り、荒廃した世界でも精一杯、だけど楽しく生きていこうというのがテーマの一つとしてあるのですが、今回はそれを思わせる描写が多かったように思います。
バリケードの向こう側へ来たからというのもあるのですが、 由紀を他の部員が心配するシーンが多い。怒るシーンもとにかく多い(怒りマークではっきり怒っているとわかるだけでも、りーさん1回、くるみちゃん2回、みーくんに至ってはなんと3回)。
単に危なっかしいから心配しているというのもあるのですが、それ以上に大切な部員だから...というのはいうまでもありませんよね。
他にも理由があるのですが、それはくるみちゃん、りーさん、みーくんとでそれぞれ違う理由で、今後の話でそこはちょこっと明かされるので今回は割愛。
序盤はその心配を由紀は無視して一人で勝手に移動したり、茶化して蔑ろにするのですが、
"あいつら"に実際に出くわし、めぐねえに諭されてからは彼女も素直に謝るように。
それは自分が悪いことをしたからではなく、部員みんなのことに気づいたからでしょうし、
そしてそんな危険な目に遭った肝試しを「楽しかった」と由紀が言ったのは"あいつら"の存在にハラハラドキドキさせられたからではなくそんなみんなと経験した「おもいで」になったからでしょう。
またこの時りーさんたちも叱らなかったところもポイント。
最後のめぐねえに感謝するシーンでいつもは戸惑ってたみーくんがくるみちゃんよりも先にお礼を言っていたのも、普段キツめに当たる彼女も由紀のことをを大切に想っているかが分かってとても印象的。
今は他の部員に助けられてる彼女ですが、今後の話の中でその立ち位置から抜け出せるかというところも注目していくポイントになるでしょうね。
話は戻りますが、今回のくるみちゃんの回想シーンの演出については安藤監督が円盤第1巻のブックレットで解説をしているのでご興味のある方は是非ご購入を。と、宣伝ノルマを達成したところで今回はここまで。
あ、そうだ(唐突)今回めぐねえがBパートではバリケードの向こう側かつ常に光源のないところにいたのはすでにもうs…………ことを暗に示しているからですかね。
・オマケ
カッコいい顔してるけど、由紀先輩を起こすシーンというのがジワジワくる(顔はいい後輩の)みーくん。
原画だとさらにカッコいい。どうしてここでキメ顔してしまったんや…。
がっこうぐらし! (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
- 作者: 原作:海法紀光(ニトロプラス),作画:千葉サドル
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2012/12/12
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
次回はこちら
このページで使用されている画像の著作権は以下が保有しています。