がっこうぐらし!原作第43話感想
先日23日にまんがタイムきららフォワード3月号が発売されましたね。
普段は私は単行本のみを購入しているのですが、7巻発売後すぐに続きが読めるとあっては、いてもいられずに思わず購入してしまいました。
なので今回はその感想をちょこっとだけ書こうかと思います。
もちろんネタバレを含みますので未読者はブラウザバックをお願いします。
今回のテーマはこの二つ
・武闘派のシノア
・スミコについて
・武闘派とシノア
前話でその兆候を見せていた高上が早速”かれら”化してしまいましたね。
それを武闘派は音に反応する習性を駆使して処理するのだけれど、その後のメンバーの反応が犯人は誰なのかや感染の原因の推理だったりと、とても仲間の死に対する反応ではないのが印象的でしたね。
あくまで生きている人間の安全が最優先ということなのでしょうが、
それにしてもリーダーの「俺たちは......仲間だ」という台詞はなんだか皮肉めていましたね。
そんな身の安全を第一に考える武闘派なのですが、パトロール当番記録を見ると、他のメンバーはパトロール担当とその人の身体検査をする担当とで二人に分かれているのだけれど、高上のみは自身で検査をしており、その管理は杜撰な様子。(因みに当番記録にはリーダー以外の4人の名字も記載されているのだけれど、解読は困難。キャップの男は城下?)
「隔離体制は完璧だった」というリーダーの発言も疑わしいですね。
そして今回の事件で一番不審な反応を示していたのはシノア。
高上と恋仲なのは以前の話で明らかになっており、彼との間に子供を身ごもっていること思われる描写があり、今話の扉絵も二人の事後と思われるものとなっていました。
そんな彼女の終始何かを隠しているような表情、そして話の最後の「涙 でないな......」という発言から二人の関係は単純な彼氏彼女の関係ではなかったのかもしれませんし、ところどころに挿入される意味深なピンバイスのコマからもしかしたらシノアが...、なんてことも推測されますが真相は次回以降明らかになるでしょう。
・スミコについて
話中盤、学園生活部は同好会のサークルノートを発見し、スミコという人物が過去に同好会に在籍していたこと、ゴスロリで酒豪で、そして生活部が加入する以前に姿をくらませていることを知る。
ところで、ゴスロリと酒豪と聞くとめぐねえを連想しますね。過去に姿をくらませているところも含めて、スミコとめぐねえは似た存在として描かれているように思われます。
少しメタ的な視点に立てば、原作7巻の感想にも書きましたがトーコは由紀に似た存在として描かれていますし、スミコは由紀にとってのめぐねえのような、トーコにとっての心の拠り所、もしくは憧れの存在なのかもしれません。
そして感想記事には彼女たちはスミコを探していないなることを書きましたが、今回でサークル3人の反応と彼女が失踪してからずいぶん時間が経過していること、そして学園生活部が加入するまでノートが書かれていないことから、どうやらそういうことではなさそうですね。
この点もメタ的に見ると、学園生活部設立直後見たく詳しくは描かれないかもしれません。もし仮にアニメ二期が放送されれば、その時には少し描写されるかもしれませんね。
あと、由紀がサークルノートに書いたイラストがアニメ版のマグカップに描かれていたもので、千葉先生のさりげないサービス精神が個人的にファンとしてはすごく嬉しくもあり読んでいて楽しかったです。